スーツのオーダーについて詳しく解説!
平織のオーダースーツの印象
オーダースーツの定番のスタイルが、平織りというものです。これは1800年代からイギリスやアメリカ・フランスで用いられてきた縫製方法で、一種の生地で作られます。もっともオーソドックスなのが羊毛であり、既製品だとナイロンやアクリルとなるわけです。
オーダースーツなら必ずと言っていいほど羊毛を選ばれますが、昨今はこの生地よりもカシミアを選択なさる方も増加しています。平織りは日本では西陣や友禅といった着物で採用される傾向にありました。一本の糸を真横に通して、それを編み上げていきます。オーダースーツでこの製法をなされる理由は、耐久度を高められるからです。縦軸に約200本もの糸を通すので、多少擦れたりしても破れないというわけです。
オーダースーツは一枚で数十年は着続けられると言いますが。それは高い耐久度も有しているからでしょう。基本的な作り方ですが、これがもっとも活用されているのがこのスーツの特徴となっています。
オーダースーツする上の平織と綾織という織り方
スーツをあまり着ないスーツ初心者の方の場合だと、どんなタイプや生地にするかモデル選びに迷う方も多い傾向にあります。糸、織り方などの違いから生まれる生地の色合いや特徴を知ることで自分が選びたいタイプを知ることができます。オーダースーツをする上で、この知識は大事になってきます。
そもそもスーツに使用するウール生地の織り方には、大きく平織と綾織の2種類に区分されます。平織とは丈夫で糸と糸の間に隙間を持たすことが出来るので通気性が良いのが特徴になりますが、基本的に通気性が良いため夏物として使用される場合が多く、モノによっては肌寒いかも知れません。その一方で、綾織は織り密度が高くなるので耐久性や保温性に優れているので、冬物として使用される事が多いです。オーダースーツをすれば既製品のスーツのデザインとは違ったものを楽しめますが、生地の織り方ひとつで、通気性や保温性が変わってきてしまうので知識が必要な面でもあります。
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